みんなの日記

みんなでつくるひとつの日記

時代のはなし

id:koiiiiikeです
袴の女の子を見かけた。そういえば名古屋の小学生は今日が卒業式だったな、なんて思いながらぼくは後ろをぶらぶら歩いていた。曇天の鈍とその子のむらさき色の袴とビニール傘の透明と地面の緑とがとてもきれいなバランスで配置されていて印象的だった。

自分が小学生だった頃を思い出そうとしても全く思い出せない。いいことも悪いことも時間が過ぎれば消えていってしまうんだな。それこそそのための日記なのかもしれない。

 

この間、博物館に行ったら300年前の歌集みたいなものが展示されていた。その歌集は有名な人が書いたものでもなんでもなくて、ただ当時の人の生活を示したものとして展示されていたものだ。巻物みたいなものに炭であれこれ記されていた。この日記も500年たって、インターネット時代を象徴するものとして博物館に並ぶのかもしれないな。博物館にきた2500年代の人達が、「うわあ、これが本物のインターネットかあ」なんて言ってぼくらの生活についてあれこれ感想を述べたりしたらね。照れちゃうね。