みんなの日記

みんなでつくるひとつの日記

引越しをしたことがない 後編

id:koiiiiikeです。引越しをしたことがない 前編 - みんなの日記の続きです。

この時期、SNSでよく見かける引越しの話は大学進学とともに下宿を始めるであったり、就職が決まって地元を離れるであったり、人生の節目としての引越しの話が多い。こういった場合の引越しは、ひとつひとつの区切れとともに場所が移動していく感じが羨ましい。漫画でよくある「第一章 (任意の地名)編 〜完〜」みたいなのを感じるといえばわかりやすいだろうか。また、街を知るほど人生が良くなっていくみたいなエピソードも聞いたことがある。初めはなれなかった新生活もどんどんその街の道を覚えるにつれて充実していき・・・みたいな。もうこのあたりの話は完全にぼくと引越しとの関係性がこじれているがゆえの妄想かもしれない。

しかし意外とこうやって新しく住み着いた街の方が自分の街といえるのかもしれない。同じ街に長く住んでいると、街の全てのものを知っている気になって、その時々における適切な街との関係の作り方をつくるのが難しくなる。昔から住む街は昔からの惰性で行動ししがちだ。ぼく自身、自宅から最寄り駅へのルートはここ7、8年変えていない。新しい街に住めば最寄り駅に行くのだって最短ルートがわからないからぐるぐる歩く。その間でその街を見つけ、その街の人になっていくのだろうな。

こんなことだらだら書いていたらますますしてみたくなりますね。できれば前編で書いた小学生の引越しのほう。全部リセットして1から頑張る。憧れちゃうな。